昨日の九州ゴー宣道場、 とても充実していて、あっという間の3時間でした。 ゲストでお越しくださった井上武史先生の 基調講演もじつにわかりやすく、楽しかったです。 フランスでは「憲法改正」とはあんまりいわず、 「統治機構改革」といわれている、と さらっとおっしゃっていましたが、 なるほど今私たちが道場でやっているのは、 「統治機構」の改革というほうが 正確なのかもしれません。 「憲法改正」というと、日本ではすぐに イデオロギーがからみついてきますし、 「条文出さなきゃ話にならん」という トンチンカンな主張をする議員まで出てくる 始末ですからね。 この国のいびつさが浮き彫りになりました。 また「縛られる権力はどこから生じるのか」 という問いは、今の日本の憲法論議を考えたとき、 非常に重要だと感じます。 これが小林先生の冒頭の「依頼心」ともつながり、 また「憲法は国民のものではないのか?」という 道場のテーマともがっちりリンクする結果となりました。 「あ、最後に小林先生に質問があるんですけど」と、 飄々と(でも鋭く)ツッコミを入れられた井上先生、 爆笑を生み出しただけでなく、あのときこそ、 参加者それぞれが問題意識を持った瞬間 だったのではないかと思います。 私は大学時代、憲法の授業を受けたことすら 忘れていたけれど、こういう授業だったら どんなにかのめり込んだことでしょう。 おそらく脳みその構造上、いずれ授業に ついていけなくなることと思いますが、 それにしても九州大学の学生さん、うらやましいなあ。 また設営隊の皆様の「縁の下の力持ち」っぷりも、 特筆すべきことでした。 まるで何度もこの会場に来ているかのように 感じられるほど、何もかもスムースでした。 終わってから、「あれ、九州は2度目だよなあ。 この会場は初めてだよなあ」と気づいたくらいです。 炎天下で道案内をしてくださった方、 控室前で守備隊を担ってくださった方、 迅速な設営、細やかな心配り、 これだけの完成度は驚くべきことです。 やっぱり設営隊の皆様が支えてくださってこその道場ですね。 本当にありがとうございました! 九州ゴー宣道場 大成功 何より私自身が本当に楽しかったです。